三角トレードにてTrumbo放出。Skaggs含む若手先発2人獲得。



こんにちは。今年のオフシーズンは序盤から大きな契約がポンポン飛び出し、賑わっている感じですね。シアトルもカノ―を獲得しついに大盤ふるまいに乗り出しています。
ウィンターミーティング2日目で、早くもエンゼルスにとって大きな動きがありました。
Dバックス、ホワイトソックスを含めた3球団間トレードにて、エンゼルスの地元の星こと長距離砲トランボと、タイラー・スカッグス投手(Dバックス)、ヘクター・サンティアゴ投手(ホワイトソックス)とのトレードが成立しました。
○Mark・Trumbo⇔Tyler・Skaggs、Hector・Santiagoの三角トレード成立
まず誰がどこに行ったのかわかりづらいのが三角トレードなので概要を。
エンゼルス
放出:マーク・トランボ一塁手、A.J. Schugel投手
獲得:タイラー・スカッグス投手(Dバックス)、ヘクター・サンティアゴ投手(Wソックス)
Dバックス
放出:タイラー・スカッグス投手、アダム・イートン外野手
獲得:マーク・トランボ一塁手(LAA)、A.J. Schugel投手(LAA)、後日発表選手(Wソックス)
Wソックス
放出:ヘクター・サンティアゴ投手、後日発表選手
獲得:アダム・イートン外野手(Dバックス)
となっております。
(LAA)獲得
タイラー・スカッグス(22)
2013年MLB
7試合出場7先発2勝3敗
38・2投球回
5.12ERA/4.86FIP/3.95xFIP
38H 23失点 22自責 7HR 15四球 36奪三振
K/9=8.38 BB/9=3.49 HR/9=1.63
1.37WHIP 0.1WAR
ヘクター・サンティアゴ(25)
2013年MLB
34試合出場23先発4勝9敗
149投球回
3.56ERA 4.44FIP 4.65xFIP
137H 69失点 59自責 17HR 72四球 137奪三振
K/9=8.28 BB/9=4.35 HR/9=1.03
1.40WHIP 1.5WAR
(ARI) 獲得
マーク・トランボ(27)
2013年MLB
159試合出場620打席
.234AVG .294OBP .453SLG
34HR 85得点 100打点 54四球 184三振
BB%=8.0 % K%=27.1 % 2.1WAR
A.J. Schugel(24)
2013年AAA
19試合出場19先発4勝6敗
89.1投球回
7.05ERA 4.49FIP
K/9=7.66 BB/9=3.32 HR/9=1.21
後日発表選手(Wソックス)
(CWS)獲得
アダム・イートン(25)
2013年MLB
66試合250打席
.252AVG .314OBP .360SLG
3HR 40得点 22打点 17四球 44三振 5盗塁
BB/9=6.1 % K/9=15.9 % -0・5WAR
1、LAA側
アナハイム生まれ、アナハイム育ちということもあり、地元民からも多くの人気を集めていた生え抜きの主軸トランボを放出し、長期的に保有できる若手投手2人を獲得。
トランボといえば率やOBPは低いもののコンスタントに30HR、100打点近くを記録できるスラッガーであり、今年のオフシーズンでも複数の球団が獲得に興味を示していました。なかでも2013シーズン中から獲得の意思があると報じられていたDバックスにWソックスを含めた三角トレードで移籍することに。
エンゼルスとしてはプホルス、ハミルトンを主としたペイロールの急増によってぜいたく税課税ギリギリのラインにいたこと、また枯渇しきったマイナーと慢性的な若手投手不足のために打った手といえる。このトレードによりぜいたく税のラインまで2000万ドル近い空きができ、先発投手と、トランボの穴を埋めるべくDH(兼一塁手?)の獲得に動き始める。興味があるのはガーザorマー君、イバニエスとのうわさ。
見返りとして獲得したのはもともとLAAがドラフト1巡目で獲ったのちにトレードで放出し、2012年の時点でMLBプロスペクトランキングの上位に毎回名を連ねていたエース候補の左腕タイラー・スカッグス投手、そしてドラフト下位指名ながら中継ぎから這い上がり今季先発として活躍した左腕ヘクター・サンティアゴ投手。
面白いのはジェリー・ディポトGMとスカッグスの関係。ディポトGMは元DバックスGMでしたが、Dバックス時代にダン・ヘイレンを放出しLAAからスカッグス含めた4投手を獲得しています。そして去年ヘイレンをまたLAAで放出し、今回Dバックスから以前自分が獲得したスカッグスをまた獲得することに。同じことを別の立場で2回やってるわけですね。
スカッグス投手は2012年後半から球速低下と被弾に悩まされており、投球メカニクスの改善が課題。えげつないカーブは健在。サンティアゴ投手は珍しいスクリュー使いで、制球は良くないが速球に力があるタイプのよう。
2、Dバックス側
トランボを獲得した代わりに放出したのがスカッグス投手とアダム・イートン外野手。ケビン・タワーズGMいはくスカッグスの苦戦の理由は球速低下による被弾の増加。90マイル台中盤も記録していた速球が80後半~90前半に落ち、あまい速球が入るとスタンドまで持っていかれる割合が急増したとか。 イートン外野手はパワーはないものの選球眼に優れた俊足堅守の外野手。2012年にはAAAで38盗塁、出塁率.456を記録している。
期待の若手投手の筆頭と言われていたトレバー・バウアー投手とスカッグスは両方(別の理由で)放出されました。いかしウェイド・マイリーやパトリック・コルビンら近年躍進した若手投手、またトレバー・ケイヒルやマッカーシーもいるため、今回のトレードに踏み切ったか。
今シーズンは長距離砲がゴールドシュミットのみだったため、長打力不足の補強としてトランボを獲得した模様。一塁はゴールドシュミットが守るため、トランボは左翼での起用となるらしい。若手のスラッガー2人が並ぶ打線に。
トランボ以外の獲得選手は他2球団からのPTBNL。エンゼルスからはプロスペクトのA.J. Schugel投手。2012年にはAAで安定した成績を残していましたが、2013年はAAAに昇格後被弾率が増え撃ち込まれる結果に。課題とされていた奪三振率などは良くなっています。
3、Wソックス側
サンティアゴ投手のFIPなどセイバー面での評価があまり良くないことから、放出には賛否両論ある模様。コメ欄見てるとイートン獲得にはファンは好意的な人が多いように感じました。イートン外野手の獲得によりアレハンドロ・デアザ外野手はトレード要員になる可能性が高いようです。
4、総評
エンゼルスとDバックスで見ると、お互いの補強ポイントは一致しています。報道的にはDバックスがトランボを獲得した!という感じでDバックスメインの記事がほとんどですね。エンゼルス側も兼ねてから探していた若手の投手2人を獲得。メリット、デメリットを整理してみます。
メリット…
・まずメジャーで投げられる投手の頭数をそろえ、かつ若い投手を獲得できたこと。年俸調停含めスカッグスは2019年、サンティアゴは2017年まで保有可能。
・スカッグスは伸び悩んでいるとはいえ今年もMLBでたった7先発しかしていなく、答えを出すには早急すぎる。被弾が増えたと言われた12年と13年のMLBの回合わせても70回以下。その間マイナーに落ちた際のAAAの投球ではほとんど被弾していない。高い奪三振率も維持しており、まだ22歳とかなり若いので、伸びしろに期待できる。(将来のエースの評価を受けていた選手ですしね)来季のSTの結果によっては即ローテ入りもあり得る。
・サンティアゴ投手は臨時でクローザ―を経験していた時もあり、LAAが左の中継ぎ不足でもあるため、先発5番手かリリーフでいくかケースバイケースで対処可能。
・使える予算が20Mと増えたことにより、ウィーバー、CJ、リチャーズ以外の計算できる先発の獲得にやっと動ける。
デメリット…
・獲得した投手2人が来季だけで見ればほぼ未知数だということ。スカッグスは長い目で見てほしいが、来季使えるかどうかは課題の改善次第。サンティアゴも先発経験は今年の1年のみ。
・トランボ放出の穴をどう埋めるのかまだ未確定。プホルスの膝の状態次第では臨時一塁手も必要になってくる。
・上記2つの点を考慮すると、このトレードで唯一来季計算できそうなのはトランボのみ。おそらく30HRは堅いでしょう。LAA側が獲得した選手が不確定要素が多いことを考えると、現時点でDバックス有利に見えなくもない。
トランボは基本打の選手で一塁以外の守備はイマイチなので、Dバックスが堅守のイートン外野手を放出したことを入れるとトントンですかね。何気にWソックスが一番うまい汁吸ってんじゃないかという感じもします。
トランボ放出は非常に残念です((+_+))プホルスやハミルトンでさえ満足に働けていない現状を考えると、彼のほぼ全試合出場するタフさと、ハマった時に見せる破格のパワーが打線の穴を何度も埋めてくれました。結局シーズン終わってみると、去年も今年も「エンゼルスの4番」はトランボでした。
ペイロール圧迫でトランボやボージャスを放出せざるを得なくなったと考えると、何やってんだという話になりますが。あまり過去の話をしすぎても仕方がないので、この辺で。マイナーの枯渇については現GM就任前からの課題でしたしね。
この状況で若手の投手を獲得するとなると、一番注目されるのは比較的若くてそこまで年俸も高くない(といってもすでに500万ドル近くになりそうですが)トランボになります。評価が高いということでもあるので、見返りが誰にしろトランボのトレードが起こる可能性が高かったのは事実です。
前回はうちのGMをかなりこき下ろしましたが、そういう意味では今回
悪くない結果に持って行ってくれたなと思っています。スカッグスの現時点での評価が不明確なので、今すべてを断じることはできません。ですがまだ22歳で保有権も2019年まである期待の若手であるのは変わりないので、長い目で育てていって、そろそろウィーバーとリチャーズ以外の(一応だけど)生え抜き投手を見たいと思う次第です。サンティアゴもブラントンに代わりLAAのタフ・アームになってくれることを期待します。
今のところ全力を尽くすべきはドラフトピックを失わないでかつ比較的リーズナブルに獲れそうなガーザとの契約でしょうか。
(他オフ情報)
・アローヨ獲得は可能性が低いようです。
・モラレスの代理人ボラスがLAAに彼の再獲得を打診したものの、GMが否定。そもそも若手を育てるためにトランボを放出したのに、ドラフトピックを失う契約をする可能性も低いですね。
・イバネスがアナハイムにLAAと話をするために立ち寄っているとのこと。彼がDH専任で来てくれたら心強いです。
・ガーザも、どこかはわかりませんが24時間~48時間以内に契約が決まる可能性が高いとのこと。トップランナーはDバックス、ツインズ。
DH、もしくは1B候補が誰になるかわからないですが、仮にイバニエスが来たとしてアイバー、カルフーン、トラウト、プホルス、ハミルトン、フリース、ケンドリック、イバニエス、アイアネッタってこれはこれでなかなか…いや、いいんじゃないかこれは。
また進展を書きたいと思います。
追伸:ツイッターのアカウントが乗っ取られたので近々新しいものを作る予定です…

1 個のコメント

  • やあ!MLBで一番頭が悪いジェリー・ディポトです(笑)
    全てプホルスとハミルトン!それと契約したGM!そしてこの二人のポンコツの獲得を指示したオーナーが悪いのです!
    オーナーも大きな責任を感じているとか言ってたくせに誰にも責任取らせないとはねぇ。自分の贔屓の球団が暗黒なんだなぁって実感して切ないです。
    スカッグスとサンティアゴはまぁ先発で使って欲しいです。クソーシアが場当たり的にブルペンやら先発で使いまわしていたころのリチャーズを見ているととても可愛そうでしたし。サンティアゴですけどUSセルラーよりもエンゼルスタジアムのほうが投手有利だから化けると面白いかもしれませんね。
    ただ個人的には来年もどうせ勝てないと思うのでCJ・ウィルソンとケンドリックはトレード要員にして投手プロスペクトが欲しいところですねぇ。

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    メジャーリーグLAA情報をまとめます。今年は大谷翔平、コザート、キンズラーも加入しポストシーズンへ行けるか。スポナビにて同ブログを運営していましたが閉鎖のため引っ越しました。仕事で海外出張が多いので更新頻度はまちまちですがよろしくです。好きな選手はWeaver(引退),Trout,Richards,Simmons,Calhoun