バルガス獲得。モラレス放出。幾多のトレード話を乗り越えボージャス正中堅手へ。



どうも。ツイッターでエンゼルス関連のニュースばかりリツイートしすぎてフォロワーにウザがられているような気がする管理人です。(といっても情報収集のために利用してるんでフォロワーなんてほとんどいないんですけどね笑)
驚愕のハミルトン獲得から約一週間、外野手過剰のためだれかがトレードされることは確実でしたが、最終的にモラレスを放出し左翼手のトランボをDHメインで起用することでまとまりました。代わりに獲得したのはシアトルのイニングイーター、バルガス投手です。

○モラレス×バルガスの1対1トレード成立!イニングイーターと鉄壁外野陣を整備。

(LAA)
Kendrys Morales(29)
2012年134試合出場522打席
.273AVG/.320OBP/.467SLG
22HR 61R 73RBI 0SB
116SO 31BB
.315BABIP WAR1・8
BB%=5.9 % K%=22.2 %

(SEA)
Jason Vargas(29)
2012年33試合登板
217.1投球回14勝11敗
3.85ERA 141K 55BB
201H  自責93 35HR
4.69FIP xFIP4.45 WAR0.8
.254BABIP 1.18WHIP
K/9=5.84 BB/9=2.28 HR/9=1.45

モラレスは自分がサヨナラHR骨折事件を起こした時の因縁の対決相手、マリナーズへ。いやー、今見ても生々しい。。

バルガスはここ3年で611イニングも投げているタフなイニングイーターの左腕。今年はシアトルでMLB52位の平均援護点4・27ながらキャリアハイの14勝。ちなみにカリフォルニア出身でカリフォルニア州立大学ロングビーチ校ではウィーバーとチームメイトであり友人だった。(※ツイッター利用されている方は写真参照。一番左は現レイズのセザー・ラモス投手)今年のバルガスは33先発(AL4位タイ)、22QS(同4位)、217・1投球回(同6位)、1.18WHIP(同10位)、2完投(同10位タイ)と意外にリーグ上位に食い込む成績が多かったようです。

ある程度計算できる先発をここにきて加えた意味は非常に大きい。ハンソン3番手で開幕させてイマイチならバルガスが3番手になればいいだけの話。ブラントンも4番手は不安ですが5番手ならば回は投げてくれるしなかなか良いんじゃないかと思います。

トレード候補としてDETのリック・ポーセロやMIAのリッキー・ノラスコなども一度は話題にのぼりました。ディポトGMはイニングイーター獲得に熱心でしたが、今年の22の救援失敗を改善するためにも、ブルペンに負担をかけず、より多くを投げる先発投手を補強ポイントにあげたということでしょう。その意味でもバルガスならGOOD。

(1)ボージャスをとったエンゼルス

また、GMはバルガスのトレードが決まる前からトランボ放出には否定的だと報じられており、放出候補はモラレスかボージャスの2択となっていました。(ウェルズは控えなのでここでは除きます)

来年オフにFAのモラレスを放出し、2016年まで保有権があり将来有望なトランボとボージャスを残したのは英断だったと思っています。これで今のところの外野陣はLFトラウト、CFボージャス、RFハミルトンのスタメンで行きそうな感じです。今年GGを獲れなかったことを惜しまれたトラウト、ダイナミックな守備に定評があるハミルトンが脇を固める、まさに中堅手3人態勢。

ウィーバーに加えてバルガス、ブラントンとフライボールピッチャーが多い来季のエンゼルスにおいて、非常に心強い布陣となりました。内野はもとから穴はないため(アイバーが集中力さえ保てば)、トランボがDHに入り鉄壁の野手陣。

またプホルス&ハミルトンのベテランコンビがDHとして休養するときにはトランボが彼らのポジションに入れば済むため、流動的かつ柔軟なDH起用ができると思われます。

Mike DiGiovanna記者によると、MLBに昇格してから今日まで、ボージャスがトレード関連で話題になった件数、その数約16000回。(ホンマかい。)

ハンター、トラウト、ハミルトンという中堅手を押しのけ、正中堅手となったボージャス。彼の守備への期待度と信頼の高さがうかがえます。個人的には彼の打撃の意外なパンチ力にも期待しているので、ぜひ守備だけの選手と言われないよう、来季は11年以上の成績を残してほしいと思います。ここまできたならフランチャイズとして君臨してくれればなお良し。

モラレスはハミルトン獲得がなければ間違いなく中軸に必要だった選手だけに残念でもあります。シアトルでも彼なら30本はいけると思っているので、ぜひ活躍して来年オフに良い契約を手にしてほしいものです。※前回記事のコメント欄でモラレスのFA時期について何度か間違ってしまいました。申し訳ありませんでした。モラレスもバルガスも来年オフにFAです。

(2)バルガスはセーフコでしか活きない?

バルガスのことでよく話題に上ったのがこれ。投手有利のセーフコとアウェイでの防御率に開きがあり、不安材料となりうるのではないか、ということですが、結果から言えば心配することはなさそうです。今回はバルガスのアウェイ防御率について興味深い記事を見つけたので、その内容を参照させていただきながら書きたいと思います。Reasons To Like The Jason Vargas for Kendrys Morales Dealという記事です。(下にリンクあり)

彼の過去4年の防御率は、
HOME 3・34ERA 34HR
AWAY 4・85ERA 57HR

と雲泥の差です。要は投手有利の球場でなければ被弾が多いバルガスは明らかに不利ということです。しかし、セーフコほどではないにしろエンゼルススタジアムもピッチャーズパーク。さらに先にも述べましたが鉄壁の外野守備陣がいるためバルガスのようなフライボールピッチャーは一番その恩恵をうけることができます。

実際、バルガスはエンゼルスタジアムでの相性がいい。2009年以降、同スタジアムで5先発以上した投手のなかで、バルガスの7登板6先発2・27ERA(43・2回11自責)は全投手中4位。
(ちなみに1位はバートロ・コロン2・14ERA、2位トレバー・ケイヒル2・25ERA、3位ウィーバー2・26ERA)

また、今年に限ればロードの防御率は4・78ERAだそうですが、6月20日のDバックス戦での4回10失点、8月28日のWソックス戦の4回6失点(どちらもロードかつ打者有利)を除けば彼の今年のアウェイ防御率は3・82ERAとなります。このことからわかるのは、バルガスはアウェイでコンスタントに打ちこまれるわけではなく、わずか数試合炎上したことが原因でアウェイの成績を落としているということです。であれば、来季もエンゼルスを本拠地として著しくシーズン成績を落とすということは考えにくいのではないでしょうか。

参考までに:
バルガス2012年球場別成績
Coors Field: 3.86 ERA, 1 GS, 1 WIN
Angel Stadium: 3.21 ERA, 2 GS, 2 WINS
Oakland Coliseum: 1.69 ERA, 3 GS, 2 WINS
Camden Yards: 3.38 ERA, 1 GS, 1 CG, L
Safeco Field: 2.74 ERA, 14 GS, 5 wins
Rogers Centre: 3.00 ERA, 1 GS, L
Tropicana Field: 0.00, 1 GS, 1 WIN
Tokoyo Dome: (Include the A’s for this line) 1.42 ERA, 1 GS

バルガス過去三年間の球場別成績
Angel Stadium: 1.82 ERA (His new home)
Safeco Field: 3.46 ERA (His new opponent)
Oakland Coliseum: 3.18 ERA
Rangers Ballpark in Arlington: 4.58 ERA
Minute Maid Park (DNP there)
※Reasons To Like The Jason Vargas for Kendrys Morales Deal 参照

ウェルズの放出先としてヤンクスとフィリーズと交渉中とのこと。もし年俸負担するなら2年42M中35Mをエンゼルスが払うのではと言われているようです。ウェルズの話題を除けば、これでおおむねの補強は終了したエンゼルス。期待できる布陣になっていると感じます。

<SPORTSNATIONアンケート6連発>
○エンゼルスはモラレスを放出すべきだったか?VOTE:8350
・YES61%
・NO 39%
モラレスはエンゼルスでデビューした強打者だけに、惜しむファンも多いようです。
○エンゼルスのベストバッターは?VOTE:20943
・ハミルトン14%
・プホルス33%
・トラウト53%
過去のMVP二人を差し置きトラウトの圧倒的な支持。ハミルトンはムラがあるから低いのかな。
○ハミルトンはエンゼルスに上手くフィットする?VOTE:59420
・YES71%
・NO29%
会見で「ソーシア監督と野球がしたかった」と語ったハミルトン。ぜひフィットしてほしいところ。
○来季のアリーグ西地区はどこが勝つ?VOTE:21,657
・OAK15%
・LAA64%
・HOU4%
・SEA2%
・TEX15%
2年連続でMLB史に残る大補強をしたエンゼルス、期待はでかいですね。FAで多くの主力を失ったTEXはOAKと同率の投票2位。
○ハミルトンを獲得しエンゼルスは来季どこまで行ける?VOTE:180,107
・プレーオフを逃す17%
・ワイルドカードでプレーオフ17%
・ALディビジョンシリーズまで19%
・ALチャンピオンシップまで21%
・ワールドシリーズまで26%
「プレーオフ進出」で83%。
○ロサンゼルスの2チーム、どっちが強い?VOTE:139,70
・LAA66%
・LAD34%
ドジャースも大補強を敢行していますが、プホルス、ハミルトン、トラウトのネームバリューはかなり影響していそう。
p.s.記事投稿後1時間、一部誤植が多かったため訂正しました。失礼しました。

3 件のコメント

  • 前回モラレス放出についてちょっと書いていましたけどほぼその通りになりましたね(笑)
    このトレードは両者良いトレードだと思いますね。
    LAAは余剰ぎみの選手で怪我も少ない先発を獲得出来て、SEAはセーフコ補正のある投手でモラレスを取れたんですから。
    モラレスはチャンスにも強いですし、活躍出来ますよ。てか彼が余剰戦力になるなんてLAAどんだけ贅沢なんですか!
    SEAではホーム踏む時には気を付けて欲しいですね…(苦笑)

  • btb07さん
    こんばんは。この前の予想当たりましたね(笑)
    これはお互い足りないところを補えたわけですから向こう1年間というスパンでみてWIN-WINという認識でいいと思います。
    モラレスは選球眼はないんでボールの変化球を振りまわしすぎるきらいはありますが、球がゾーンにさえくれば直球でも変化球でも長打が期待できるスラッガーです。エンゼルスタジアムでも30HR打っているので、せまくしたセーフコでも十分いけるのではないでしょうか。あれだけ痛い目をみたら彼は今度サヨナラHRを放ってもはしゃぐことはないでしょうね(笑)
    バルガスも、セーフコほどでないにしてもエンゼルスタジアム補正がかかることを期待します。

  • どうも、シーズン100敗しても絶対に解任されないエンゼルスの終身名誉監督!クソーシアです。なぜなら泣く子も黙る10years contractだからなのです。ちなみに年俸は16年から18年までは600万ドルなのです。ちなみに得意な采配は左投手が出てきたのでマツイに代えて代打ケンドリック!左投手だからウェルズはスタメン!モラレスは控えなのであります。J・マシスは永遠の正捕手なのであります(当然ですけどディスってます。)。
    うーん、保有権1年ぽっきりの選手のトレードですね。モラレスは左打席のほうが成績がよいしチームに左打者はスイッチ以外だとハミルトンとカルフーンしかいないので痛い面もあるかもしれませんね。ただ余ってたのも事実ですけど・・・。
    エンゼルスの終身名誉監督!クソーシアはどうせウェルズをレギュラーとして考えているんでしょうね。ウェルズ使う余地を与えてしまったのは大きいマイナスなのです。
    あ、普通のチームならこういうトレードは問題ないですし理論的に間違ってはいないです。DHで余剰気味の戦力を使ってローテ投手取ってくるのはよいことです。ただエンゼルスの監督がウェルズを重用する終身名誉監督のクソーシアだからいけないのです。

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