2014MLBパワーランキング前半戦Ver.



こんにちは。トラウトがオールスターのMVPを取って一人画面の前で大喜びだった管理人です。ジーターの活躍と退場の際のスタンディングオベーションも感慨深く、見ごたえのあるASゲームでした。

あまり日本のMLBニュースを扱うサイトでパワーランキング系の記事を見ないので、ESPNやFoxSports、BleacherReportの記事を参考にして30球団の和訳版前半戦総括をつくってみました。(2年前も一言コメを自分で考えて30球団分やった結果途中で挫折して下位の何球団かコメを書かないという悲惨な結果になっているので、今回は和訳にしたいと思います。)

公平性を期すために、FOXSPORTS、ESPN、BleacherReportの前半戦ランキングから統計して新ランキングを勝手に作らせていただきました。シンプルに1位=30ポイント、2位=29ポイント…という感じでポイントを足していき、3つのサイトの合計点の高い順に各球団の順位を作るというものです。(ポイントがかぶった場合は勝率で判断)

見方としては各球団ごとに勝敗数、最後の10戦の結果、チームERA(先発&ブルペン)、チームOPSを表示し、また前半戦のその球団でのシルバースラッガー、サイヤング、新人賞を記入します。

賞に関してはBleacherReportさんのものをそのまま転載します。一言コメは30球団分和訳しなければならないので少しはしょって意訳になってます。ちなみにスマートフォンよりもパソコンで見ることをお勧めします。なぜこいつがこんな大作になったのか自分でもわかりません…たぶん以前途中で挫折したので、今年こそはちゃんと作ってみたいという創作欲があったのだと思います(笑)

かなりの情報量になっていますが、作っている最中で気づいたことをいくつか挙げたいと思います。まずいくつか例外はありますが、上位にいるチームのほとんどは先発防御率がいいということ。

多少打線かブルペンが心許なくても勝ち越しています。ナリーグはかなり投手力でもっているチームが多い感じ。逆にロッキーズは打線のOPSがメジャー1位を記録しながら先発ERA30位、ブルペンERA29位で借金15でした。ここまで極端なチームを作れるとなるともはや芸術の域ですよ。

とはいえパドレスはメジャー4位のチーム防御率で下位に沈んでいるので、投手だけよければいいとも言いづらいですが。各球団でサイヤングと新人賞を同時受賞しているのは田中投手のみ、またシルバースラッガーと新人賞を2つとっているのもホゼ・アブレイユのみというのは興味深いです。3つのサイトで順位が変わらなかったのは1~4位と30位という結果でした。

※注:前半戦Ver.などと言っていますが後半戦Ver.をやるという意気込みの表れではないことはご了承ください。
※参照:
FOXSPORTS MLB PowerRanking 2014
ESPN MLB PowerRanking 2104
BleacherReport PowerRanking 2014

チームOPS
先発防御率
ブルペン防御率

1. オークランド・アスレチックス
59-36 7-3
先発防御率3.13ERA(2nd)/ブルペン防御率3.00ERA(5th)
チームOPS.729(6th)-(.251 .328 .400)
1st-Half Silver Slugger
1B Brandon Moss
(.268 BA, .878 OPS, 86 H, 17 2B, 21 HR, 66 RBI, 45 R)
1st-Half Cy Young
SP Scott Kazmir
(19 GS, 11-3, 2.38 ERA, 0.98 WHIP, 108 K, 117.1 IP)
1st-Half Top Rookie
No rookies
前半戦最後のマリナーズ戦では負け越したが、得失点差145はメジャー1位。2位のエンゼルスでさえ89点だと知ればその凄さがわかる。ジェフ・サマージャとジェイソン・ハメルを獲得し、先発を強化。後半戦、ジェシー・チャベスとソニー・グレイが未経験のイニング数を投げることになり、懸念にもなり得る先発の分野を盤石の構えに。

2. ロサンゼルス・エンゼルス
57-37 9-1
先発防御率3.81ERA(11th)/ブルペン防御率3.89ERA(24th)
チームOPS.761(3rd)-(.269 .334 .427)
1st-Half Silver Slugger
CF Mike Trout
(.310 BA, 1.005 OPS, 107 H, 26 2B, 22 HR, 73 RBI, 65 R, 10 SB)
1st-Half Cy Young
SP Garrett Richards
(19 GS, 11-2, 2.55 ERA, 1.06 WHIP, 127 K, 123.1 IP)
1st-Half Top Rookie
DH C.J. Cron
(.278 BA, .804 OPS, 47 H, 8 2B, 9 HR, 27 RBI, 22 R)
アスレチックスに1・5G差と迫り、メジャー2位の勝率を記録。プホルスとハミルトンの復活はチームのハイレベルな戦いに間違いなく一役買っている。しかし去年、一昨年の失望のシーズンと比較して、ギャレット・リチャーズの急激な飛躍、エースクラスの投球が最も大きい違いかもしれない。ESPNによればトラウトは今シーズン 184 hits, 45 doubles, 38 home runs, 126 RBI, 112 runs and 17 stolen basesを記録するペースであり、もしこれに似た成績でMVPが彼に取れないなら、今年の誰にもMVP獲得は無理なものになるだろう。

3. デトロイト・タイガース
53-38 6-4
先発防御率3.84ERA(14th)/ブルペン防御率4.26ERA(26th)
チームOPS.778(2nd)-(.280 .333 .445)
1st-Half Silver Slugger
DH Victor Martinez
(.328 BA, .991 OPS, 99 H, 19 2B, 21 HR, 55 RBI, 45 R)
1st-Half Cy Young
SP Max Scherzer
(19 GS, 11-3, 3.35 ERA, 1.17 WHIP, 146 K, 126.1 IP)
1st-Half Top Rookie
3B Nick Castellanos
(.262 BA, .701 OPS, 79 H, 20 2B, 6 HR, 34 RBI, 29 R)
再び、タイガースはアリーグ中地区で独走態勢に入ることはできなかった。しかし2位との6・5G差のリードを考えると、彼らは全ての地区の中で最も良いポジションにいるように見える。タイガースはブルペン防御率が4・26でメジャー26位。中継ぎ補強は急務である。ヒューストン・ストリート、ホアキン・ベノワ、ジョナサン・パぺルボンなどがトレードマーケットに残っていて、彼らはタイガースのクローザー候補になりうる。攻撃面ではJ.D.マルティネスの活躍が前半戦の最大のサプライズ。彼をレフト、Eugenio Suarez をショートで使うのがタイガースにとってのベストかもしれない。彼らは健康でさえいればそれでチームに貢献できる。

4.ロサンゼルス・ドジャース
54-43 6-4
先発防御率3.08ERA(1st)/ブルペン防御率3.74ERA(19th)
チームOPS.727(8th)-(.258 .328 .398)
1st-Half Silver Slugger
RF Yasiel Puig
(.309 BA, .915 OPS, 106 H, 27 2B, 12 HR, 52 RBI, 53 R)
1st-Half Cy Young
SP Clayton Kershaw
(14 GS, 11-2, 1.78 ERA, 0.83 WHIP, 126 K, 96.1 IP)
1st-Half Top Rookie
IF Miguel Rojas
(.208 BA, .534 OPS, 16 H, 1 2B, 1 HR, 6 RBI, 8 R)
期待ほどに圧倒的な出来ではないが、それでも彼らは前半戦終わった時点ではナショナルリーグでベストのチームだろう。22勝12敗で前半戦を終え、急激に失速しているジャイアンツとは1ゲーム差リードしている。クレイトン・カーショウとザック・グレインキーの2枚看板はメジャー最強、ヒョンジン・リュウは今年も安定したパフォーマンスだ。しかしヘイレンはイマイチで、ベケットは現在DL入りしている。トレードデッドラインまでに先発を補強する可能性があるだろう。攻撃面ではヤシエル・プイグを除いて彼らは全くの期待はずれで、そのプイグも最近は不調気味(6月HRゼロ)。ハンリー・ラミレスやエイドリアン・ゴンザレスが復活すれば後半戦の攻撃ははるかに改善される。チームのトッププロスペクトの Joc Pederson (.324/.445/.572, 34 XBH, 20 SB)に昇格とプレーの機会を与えるべきで、それはきっと面白い結果になるかもしれない。

5. ボルティモア・オリオールズ
52-42 7-3
先発防御率4.09ERA(22nd)/ブルペン防御率3.39ERA(11th)
チームOPS.738(5th)-(.265 .318 .420)
1st-Half Silver Slugger
LF Nelson Cruz
(.287 BA, .923 OPS, 17 2B, 28 HR, 74 RBI, 56 R)
1st-Half Cy Young
RP Zach Britton
(41 G, 3-1, 15/17 SV, 7 HLD, 1.30 ERA, 0.91 WHIP, 7.1 K/9)
1st-Half Top Rookie
SP Kevin Gausman
(7 GS, 4-2, 3.29 ERA, 1.25 WHIP, 26 K, 38.1 IP)
ナショナルズとヤンキースに前半戦最後に勝ちこし、彼らは過去8戦で7勝している。最近のブルージェイズの苦戦もあり、オリオールズはAL東地区で4ゲームのリードを得た。彼らにはエースが不足しているが、ローテーションはおおむね上手く回っていて、最後の6先発で2.36 ERA と好投しているケビン・ゴーズマンは後半戦に本格的なブレイクを果たすかもしれない。クリス・デイビスとマニー・マチャドが期待通りの活躍とはいっていない割に、前半戦の打線の出来はかなりのもの。不調の選手が後半戦に向けて調子を上げれば、AL東で彼らが引き続き本命になるかもしれない。

6. ワシントン・ナショナルズ
51-42 6-4
先発防御率3.28ERA(3rd)/ブルペン防御率2.67ERA(3rd)
チームOPS.699(15th)-(.246 .313 .385)
1st-Half Silver Slugger
2B/3B Anthony Rendon
(.287 BA, .834 OPS, 103 H, 24 2B, 13 HR, 53 RBI, 67 R)
1st-Half Cy Young
SP Jordan Zimmermann
(19 GS, 6-5, 3.03 ERA, 1.21 WHIP, 101 K, 113.0 IP)
1st-Half Top Rookie
RP Aaron Barrett
(35 G, 3-0, 4 HLD, 2.64 ERA, 1.37 WHIP, 10.6 K/9)
前半戦最後にフィリーズに勝ち越したことにより、彼らはNL東地区でトップに躍り出た。前半戦多くの負傷者がでたが、彼らが健康を維持できれば、ナショナルズもこのままペナントレースを走り続けられるはず。13年は最後の38戦で26-12と爆発し、ペナントレースを面白くしたことが記憶に新しい。ブレーブスも戦力が整っているが、昨年ほどの勢いはなく、ナショナルズが後半戦で引き離す可能性も高い。ブライス・ハーパーが健康でいることは重要で、ブルペンに左腕を補強する必要もあるが、全体的に戦力にソツがなく、前半戦はナリーグのベストのチームの一つだった。

7. セントルイス・カージナルス
52-44 6-4
先発防御率3.35ERA(5th)/ブルペン防御率3.56ERA(13th)
チームOPS.690(23rd)-(.252 .318 .372 )
1st-Half Silver Slugger
1B Matt Adams
(.329 BA, .876 OPS, 99 H, 22 2B, 11 HR, 41 RBI, 31 R)
1st-Half Cy Young
SP Adam Wainwright
(19 GS, 12-4, 1.83 ERA, 0.91 WHIP, 115 K, 138.0 IP)
1st-Half Top Rookie
2B Kolten Wong
(.242 BA, .691 OPS, 6 2B, 6 HR, 24 RBI, 22 R, 12 SB)
パイレーツとブルワーズに勝ち越して前半戦を終えたはいいものの、ヤディエル・モリーナを親指の負傷で失ったのは手痛いものだった。George Kottaras がバックアップ捕手 Tony Cruzのヘルプで加わったが、彼らはモリーナの代わりには程遠い。オフェンス面でも大きな戦力低下になることは避けられないだろう。Carlos Martinez がチームにかけている負担もあり、彼らが今年の期待に応えるためには、新たな先発投手獲得など必要な補強がある。

8. アトランタ・ブレーブス
52-43 5-5
先発防御率3.42ERA(6th)/ブルペン防御率3.21ERA(8th)
チームOPS.686(25th)-(.247 .309 .376 )
1st-Half Silver Slugger
1B Freddie Freeman
(.295 BA, .878 OPS, 108 H, 28 2B, 13 HR, 52 RBI, 64 R)
1st-Half Cy Young
SP Julio Teheran
(20 GS, 9-6, 2.71 ERA, 1.04 WHIP, 116 K, 136.1 IP)
1st-Half Top Rookie
2B Tommy La Stella
(.292 BA, .729 OPS, 45 H, 8 2B, 0 HR, 17 RBI, 12 R)
昨年の前半戦、彼らはNL東地区で6ゲーム差のリードがあり、それは後半戦でプレーオフに進む前に10ゲーム差に広がっていた。しかし今回は前半戦でナショナルズとの熾烈なデッドヒートを演じている。シーズン開幕前に抱え込んだ負傷者の数を考えると、メジャー6位にランクインしている彼らのチーム防御率3・36は奇跡としか言いようがない。攻撃面ではまだ不安定だが、一度ハマれば侮れない打線ではある。ブルペン左腕獲得が最優先事項ではあるが、デッドライン前に先発投手を探す可能性も高い。

9. ミルウォーキー・ブルワーズ
52-43 2-8
先発防御率3.86ERA(15th)/ブルペン防御率3.61ERA(15th)
チームOPS.728(7th)-(.257 .316 .412)
1st-Half Silver Slugger
C Jonathan Lucroy
(.315 BA, .879 OPS, 107 H, 32 2B, 9 HR, 44 RBI, 45 R)
1st-Half Cy Young
SP Kyle Lohse
(19 GS, 9-4, 3.26 ERA, 1.09 WHIP, 95 K, 127.0 IP)
1st-Half Top Rookie
RP Rob Wooten
(35 G, 1-3, 10 HLD, 4.22 ERA, 1.34 WHIP, 7.6 K/9)
ブルワーズは前半戦ナリーグ最強のチームと思われたが、最後の13戦で2勝11敗とよろめいた。この13戦の間にNL中地区で6・5リードしていたゲーム差はわずか1に縮まった。この地区は首位から3・5G差にカージナルス、レッズ、パイレーツと3チームが続いており、ブルワーズは後半戦に向けて正しく舵を切っていかなければならない。最後にカージナルス相手に11点を奪って前半を終えたのはよかった。「それ(最後の大量得点)のおかげでオールスターブレイクが楽しいものになったよ。」Ron Roenicke 監督は言う。「連敗中で今日ももし負けていたら、いつこの連敗が終わるのかわからなくなる。ASブレイクにも気持ちよく入れないし、後半戦も良い気分でスタートできないからね。」後半戦必要なのは、5番手の先発をMarco Estradaでいくのか、Jimmy Nelsonか、もしくはほかの誰かを抜擢するか決定することだ。チームは補強を必要とするかもしれないが、それは比較的小さな規模だろう。

10. シアトル・マリナーズ
51-44 4-6
先発防御率3.52ERA(8th)/ブルペン防御率2.39ERA(1st)
チームOPS.677(28th)-(.245 .300 .377)
1st-Half Silver Slugger
2B Robinson Cano
(.334 BA, .855 OPS, 22 2B, 7 HR, 57 RBI, 49 R)
1st-Half Cy Young
SP Felix Hernandez
(20 GS, 11-2, 2.12 ERA, 0.90 WHIP, 154 K, 144.1 IP)
1st-Half Top Rookie
RP Dominic Leone
(34 G, 2-1, 5 HLD, 1.83 ERA, 1.14 WHIP, 10.3 K/9)
好調だった6月の18勝10敗という成績のおかげもあり、マリナーズはオールスターブレイク前にALワイルドカードで2位につけている。しかし8ゲーム差のなかで8チームがこれを追っていて、この順位を維持するためには胡坐をかいてはいられない。オフェンスは疑いの余地なくRobinson Cano獲得の恩恵を受けているが、新たな打者、とりわけカノとカイル・シーガーの間を打つ中軸の右打者を獲得するかもしれない。投手陣の防御率はメジャー3位 (3.16)にランクインしていて、これは Taijuan Walkerのローテ定着とJames Paxtonの復帰でよくなることはあっても悪くなることはないだろう。 Marlon ByrdかJosh Willinghamなどの右の強打者を獲得すればプレーオフは十分狙えるように見える。

11. シンシナティ・レッズ
51-44 7-3
先発防御率3.31ERA(4th)/ブルペン防御率3.84ERA(21st)
チームOPS.695(17th)-(.249 .309 .386)
1st-Half Silver Slugger
3B Todd Frazier
(.290 BA, .853 OPS, 105 H, 17 2B, 19 HR, 53 RBI, 57 R)
1st-Half Cy Young
SP Johnny Cueto
(20 GS, 10-6, 2.13 ERA, 0.89 WHIP, 141 K, 143.2 IP)
1st-Half Top Rookie
CF Billy Hamilton
(.285 BA, .743 OPS, 95 H, 19 2B, 5 HR, 38 RBI, 47 R, 38 SB)
レッズはほかのどのチームにも劣らない26勝15敗というスタッツで前半を終えた。首位とは1・5G差。Joey Votto, Jay Bruce, Aroldis Chapman, Mat Latosなどの多くの”キープレーヤー”達の負傷に対処しなければならず、またVotto, Homer Baileyの不調なども考慮すれば、前半戦は今の成績よりはるかに悪化することもあり得たように思う。もしVotteが本来の力を取り戻し、Todd Frazier、Devin Mesoracoと強力なドゥオを形成し、投手陣が健康でいれば、このチームが後半戦も地区優勝を争うことを疑う理由はないだろう。大きな補強はしないだろうが、ベンチプレーヤーかブルペンの補強はするかもしれない。

12. サンフランシスコ・ジャイアンツ
52-43 5-5
先発防御率3.67ERA(10th)/ブルペン防御率2.82ERA(4th)
チームOPS.688(24th)-(.243 .303 .385)
1st-Half Silver Slugger
RF Hunter Pence
(.297 BA, .819 OPS, 113 H, 20 2B, 12 HR, 33 RBI, 67 R)
1st-Half Cy Young
SP Tim Hudson
(18 GS, 7-6, 2.87 ERA, 1.10 WHIP, 78 K, 119.0 IP)
1st-Half Top Rookie
UT Ehire Adrianza
(.225 BA, .555 OPS, 18 H, 5 2B, 0 HR, 4 RBI, 9 R)
最初の63試合で 42-21 と爆発し、地区で右に出るものはいないと思われたが、そこから歯車が狂い始め、オールスターブレイク前には10-22 と失速。この期間中2連勝以上できず、アスレチックスには先週1勝3敗と負け越した。このチームにとってどれだけAngel Pagan が重要な存在か説明するのは難しい。昨年彼が打線にいれば39-32 (.549) 、いなければ37-54 (.407) 。今年も彼がいると37-25 (.597)、いないと15-18 (.455) だった。セカンドのアップグレードを目指しているが、パガンの背中の怪我からの復帰がどんな補強よりも効果をあげるだろう。

13. ピッツバーグ・パイレーツ
49-46 5-5
先発防御率3.93ERA(17th)/ブルペン防御率3.46ERA(12th)
チームOPS.721(9th)-(.257 .332 .389)
1st-Half Silver Slugger
CF Andrew McCutchen
(.324 BA, .995 OPS, 115 H, 28 2B, 17 HR, 61 RBI, 57 R, 15 SB)
1st-Half Cy Young
SP Charlie Morton
(19 GS, 5-9, 3.32 ERA, 1.19 WHIP, 100 K, 119.1 IP)
1st-Half Top Rookie
RF Gregory Polanco
(.260 BA, .698 OPS, 33 H, 2 2B, 3 HR, 14 RBI, 23 R, 6 SB)
カージナルスとレッズにロードで負け越しはしたが、まだ上り調子の傾向にあるといえる。シーズン当初は12-20という出だしだったが、そこから37-26と大きく勝ち越し、 NLのワイルドカード枠まで3G差と持ち直してきた。Andrew McCutchen が再びMVP候補になりそうなシーズンを送る一方、ほかの打撃陣は彼をサポートすることがなかなかできていない。 ローテーションはJeff LockeとVance Worleyのおかげもあり形になっているし、Francisco Lirianoも1か月の離脱から復帰した。 デッドラインに向け大きな補強はなさそうだが、それは彼らの持っている現有戦力で十分に戦えるという感覚ゆえでもある。

14. クリーブランド・インディアンス
47-47 6-4
先発防御率4.49ERA(26th)/ブルペン防御率3.08ERA(6th)
チームOPS.720(10th)-(.255 .323 .397)
1st-Half Silver Slugger
LF Michael Brantley
(.322 BA, .901 OPS, 113 H, 22 2B, 15 HR, 63 RBI, 63 R, 10 SB)
1st-Half Cy Young
SP Corey Kluber
(20 GS, 9-6, 3.01 ERA, 1.20 WHIP, 142 K, 131.2 IP)
1st-Half Top Rookie
SP Trevor Bauer
(12 GS, 3-4, 3.84 ERA, 1.42 WHIP, 70 K, 72.2 IP)
2013年のプレーオフでのサプライズ的存在だったインディアンスは、今年再びプレーオフの舞台に立ちたいと望むなら、後半戦からのスピードアップが必要なチームだ。後半戦明けよりTigers、Twins、Royalsとアウェイでの11連戦があるが、このロードトリップが彼らの命運を決めるといっても過言ではない。Michael BrantleyとLonnie Chisenhallの突然のブレイクが、Jason KipnisやNick Swisher、Carlos Santanaといった主力の不調を補っていた。先発陣が一番の懸念事項で、Corey Kluber以外の先発は信頼できるとは言えない。マイナーの層が薄いので、新たなピッチャー獲得ではなく、 Justin Masterson、Zach McAllister、Danny Salazarなどもともと頼っていた投手陣の再活躍を望まなければならない。もし彼らにそれができないなら、MastersonとAsdrubal Cabreraの両方をFAで出ていく前に売りに出すことになるだろう。

15. カンザスシティ・ロイヤルズ
48-46 4-6
先発防御率3.82ERA(12th)/ブルペン防御率3.62ERA(16th)
チームOPS.691(22nd)-(.264 .315 .376)
1st-Half Silver Slugger
LF Alex Gordon
(.268 BA, .772 OPS, 87 H, 24 2B, 9 HR, 44 RBI, 47 R)
1st-Half Cy Young
RP Greg Holland
(36 G, 1-2, 25/26 SV, 1.82 ERA, 0.98 WHIP, 13.8 K/9)
1st-Half Top Rookie
SP Yordano Ventura
(17 GS, 7-7, 3.22 ERA, 1.26 WHIP, 88 K, 103.1 IP)
ロイヤルズは去年ついに勝ち越したチームで、今年は1985以来初めてとなるポストシーズン進出をかけて戦っている。6月に10連勝したことでプレーオフへの望みをつなぎ、現在AL中地区で6・5G差、ワイルドカード2位には2・5G差に迫っている。もっとも、前半戦最後に1勝3敗と負け越したタイガース戦で、彼らは同地区の1位にさらに迫るチャンスがあったのだが。ここまでMLB最小のHR55本しか打っておらず、ライトを中心に強打者の獲得が目下最優先だ。

16. トロント・ブルージェイズ
49-47 2-8
先発防御率3.90ERA(16th)/ブルペン防御率4.39ERA(27th)
チームOPS.747(4th)-(.258 .325 .422)
1st-Half Silver Slugger
1B Edwin Encarnacion
(.277 BA, .959 OPS, 91 H, 21 2B, 26 HR, 70 RBI, 57 R)
1st-Half Cy Young
SP Mark Buehrle
(19 GS, 10-6, 2.64 ERA, 1.27 WHIP, 73 K, 126.1 IP)
1st-Half Top Rookie
SP Marcus Stroman
(13 G, 8 GS, 4-2, 4.05 ERA, 1.26 WHIP, 47 K, 53.1 IP)
6月6日、ジェイズは地区で6G差をリードする首位であり、思わず笑ってしまうような20勝-4敗という成績で、MLBで最もHOTなチームだった。そこから11-23と苦戦しだし、現在ワイルドカードで2・5G差に甘んじている。エンゼルスとレイズにアウェイで負け越していて、もしALのチームの中でリセットボタンを押して後半戦にもう一度ギアを上げたいと願うチームがいるとするなら、それはブルージェイズだろう。スラッガーの Edwin Encarnacion は少なくとも8月序盤に復帰するとみられており、チームの最も心配な点はどちらかというなら先発だろう。 Mark Buehrle, R.A. Dickeyに次ぐ信頼のおけるベテラン投手を欲している。印象に残る活躍を続けている若手のMarcus Stroman とDrew Hutchisonも見逃せない。

17. ニューヨーク・ヤンキース
47-47 5-5
先発防御率4.00ERA(20th)/ブルペン防御率3.85ERA(22nd)
チームOPS.694(20th)-(.252 .314 .381)
1st-Half Silver Slugger
CF Jacoby Ellsbury
(.282 BA, .746 OPS, 100 H, 20 2B, 6 HR, 42 RBI, 44 R, 24 SB)
1st-Half Cy Young and Top Rookie
SP Masahiro Tanaka
(18 GS, 12-4, 2.51 ERA, 1.01 WHIP, 135 K, 129.1 IP)
AS休み前にインディアンスとオリオールズに負け越した。だがそんなことより最大の痛手は今年のルーキーでヤンキースのホープ、田中の負傷離脱である。右肘じん帯に部分断裂がみつかり、トミー・ジョン手術を回避するために6週間のリハビリと治療を行うとしている。ヤンキースはすでにBrandon McCarthyを獲得し、またアスレチックスから Jeff Francis を得たが、トレードマーケットのどこを探そうと田中の代わりになる投手は見つからないだろう。AL東地区では首位とのG差が大きくなくまだチャンスがあるが、エース級のピッチャーの離脱という点でみると地区優勝の道は厳しくなりそうだ。

18. タンパベイ・レイズ
44-53 6-4
先発防御率3.82ERA(12th)/ブルペン防御率3.88ERA(23rd)
チームOPS.705(12th)-(.251 .324 .381)
1st-Half Silver Slugger
3B Evan Longoria
(.257 BA, .719 OPS, 96 H, 13 2B, 11 HR, 44 RBI, 51 R)
1st-Half Cy Young
SP David Price
(20 GS, 9-7, 3.23 ERA, 1.07 WHIP, 164 K, 147.2 IP)
1st-Half Top Rookie
OF Kevin Kiermaier
(.310 BA, .925 OPS, 49 H, 10 2B, 8 HR, 24 RBI, 19 R)
アリーグペナントレースをみて、前半戦でレイズほど”期待に添えていない”シーズンを送っているチームはそういないだろう。しかし先週はブルージェイズに勝ち越し、ASブレイクに 13-5という成績で入ることができた。Jeremy Hellickson がついにDLから復帰し、4・1回を1失点で
抑えた。彼の復活はローテーションのグレードアップになる。レイズが後半戦巻き返すことができるなら、今季に彼らのエース左腕、プライスを中心とした商売をすることはやめるだろう。これはプライスの周りの環境をさらにややこしくするが、彼自身も、もし後半戦でチームの苦戦が続くなら、自分がトレードの駒になることを予想している。今年の後半戦が球団の将来を左右することになるかもしれない。

19. ニューヨーク・メッツ
45-50 8-2
先発防御率3.67ERA(9th)/ブルペン防御率3.17ERA(7th)
チームOPS.685(26th)-(.242 .316 .369 )
1st-Half Silver Slugger
2B Daniel Murphy
(.294 BA, .755 OPS, 113 H, 23 2B, 7 HR, 37 RBI, 56 R, 11 SB)
1st-Half Cy Young
SP Jon Niese
(17 GS, 5-4, 2.96 ERA, 1.21 WHIP, 74 K, 103.1 IP)
1st-Half Top Rookie
SP Jacob deGrom
(12 GS, 3-5, 3.18 ERA, 1.33 WHIP, 72 K, 73.2 IP)
1勝7敗のあとに、ASブレイク前ではNLベストとなる8勝2敗をマークし、前半戦を終えた。彼らはブレーブスとナショナルズの後塵を拝しており、負け越してもいるが地区3位につけている。たとえチームが積極的に選手を売りに出さなくても、Bartolo Colon はトレードされるだろう。彼は今年安定感があり、またチームは来年に向けて先発の枠が埋まっている状態だからだ。同じくセカンドのDaniel Murphyを売りに出すかもしれないが、言い値によってはメッツに残る可能性も少なくない。

20. シカゴ・ホワイトソックス
45-51 5-5
先発防御率4.32ER(25th)A/ブルペン防御率3.90ERA(25th)
チームOPS.714(11th)-(.250 .311 .403)
1st-Half Silver Slugger/Top Rookie
1B Jose Abreu
(.292 BA, .972 OPS, 94 H, 20 2B, 29 HR, 73 RBI, 49 R)
1st-Half Cy Young
SP Chris Sale
(14 GS, 8-1, 2.08 ERA, 0.84 WHIP, 102 K. 95.0 IP)
たとえ負け越したあとであっても、Wソックスが良い意味での今年前半のサプライズだったと評価することは理にかなっているように思う。彼らは現実的なコンテンダー(優勝を狙える力のあるチーム)ではないが、勝率5割は達成できるかもしれない。そうだとしたら昨年の99敗からみれば大きな進歩だ。前半戦の彼らのストーリーがキューバから6年6800万ドルでやってきたスラッガー、Jose Abreuについてであることは疑いようもない。田中将大がDL入りした今、アブレイユが新人王をとる有力候補で、HR王も狙えるうちの一人となった。Wソックスは再建するために選手を売ることには全く関心がないらしいが、 Alexei Ramirez、John Danksは彼らの最も魅力的なトレードチップとなる。

21. マイアミ・マーリンズ
44-50 3-7
先発防御率4.12ERA(24th)/ブルペン防御率3.75ERA(20th)
チームOPS.701(14th)-(.254 .320 .381)
1st-Half Silver Slugger
RF Giancarlo Stanton
(.295 BA, .933 OPS, 104 H, 21 2B, 21 HR, 63 RBI, 61 R)
1st-Half Cy Young
SP Henderson Alvarez
(19 GS, 6-4, 2.63 ERA, 1.26 WHIP, 73 K, 120.0 IP)
1st-Half Top Rookie
SP Andrew Heaney
(4 GS, 0-3, 6.53 ERA, 1.45 WHIP, 13 K, 20.2 IP)
6月8日まではNL東で1位タイ。そこからずるずると負けが混んだが、去年NLワーストの100敗を喫したチームだと考えたら状況は好転しているともいえる。エースのJose Fernandez が怪我で長期離脱しなければワイルドカードは狙えたかもしれない。とはいえ、彼らは今シーズンからポジティブな材料を多く得るだろうし、ファームシステムが充実しているので、近いうちに地区を騒がせる存在になるだろう。110万ドルの1年契約で日本から加入したCasey McGeheeは、今年最も売りたい選手だ。出資からすれば非常に大きな貢献(.319 BA, 53 RBI)をしていて、中級クラスの選手1~2人との交換になると思われる。

22. ミネソタ・ツインズ
44-50 6-4
先発防御率4.86ERA(28th)/ブルペン防御率3.21ERA(9th)
チームOPS.698(16th)-(.248 .322 .376)
1st-Half Silver Slugger
2B Brian Dozier
(.242 BA, .777 OPS, 87 H, 16 2B, 18 HR, 45 RBI, 69 R, 16 SB)
1st-Half Cy Young
SP Phil Hughes
(19 GS, 10-5, 3.92 ERA, 1.21 WHIP, 108 K, 121.2 IP)
1st-Half Top Rookie
SS/CF Danny Santana
(.328 BA, .814 OPS, 44 H, 10 2B, 2 HR, 16 RBI, 19 R)
ローテーション改善のために昨オフ多額の投資をしたが、今のところ上手く作用していない。先発防御率はメジャー28位だが、これはPhil Hughes (10-5, 3.92 ERA)のせいではないだろう。彼は今年のカムバック賞最有力候補だ。ツインズは再建中で、自らのマイナーがメジャー最高の一つとなるのを待っている。今年は Josh Willingham やKevin Correia、またオールスター捕手のKurt Suzukiで何が手に入るかわかるだろう。 スズキはマーケットバリューよりも球団が 高く評価しているため再契約の可能性もある。

23. ボストン・レッドソックス
43-52 5-5
先発防御率4.04ERA(21st)/ブルペン防御率3.38ERA(10th)
チームOPS.694(20th)-(.246 .323 .371)
1st-Half Silver Slugger
DH David Ortiz
(.255 BA, .844 OPS, 86 H, 18 2B, 20 HR, 64 RBI, 36 R)
1st-Half Cy Young
SP Jon Lester
(19 GS, 9-7, 2.65 ERA, 1.14 WHIP, 134 K, 129.0 IP)
1st-Half Top Rookie
UT Brock Holt
(.327 BA, .834 OPS, 84 H, 18 2B, 3 HR, 21 RBI, 37 R)
去年ワールドチャンプだったのは文字通り過去の話。2013年は得点力でメジャー最多だったのが、今年はその分野で苦しみ続けている。首位とは9・5G差で、どの点においても今年コンテンダーにはなりそうにない。Jake Peavy は放出されないだろうが、A.J. Pierzynski はすでにDFA。 John Lackey とJon Lesterを他チームに提供する可能性もある。最高のトレードチップになりそうなのはKoji Uehara。彼は今オフFAで、またメジャーベストのクローザーの一人だ。

24. フィラデルフィア・フィリーズ
42-53 5-5
先発防御率3.99ERA(18th)/ブルペン防御率3.72ERA(18th)
チームOPS.662(29th)-(.238 .300 .362)
1st-Half Silver Slugger
2B Chase Utley
(.293 BA, .794 OPS, 104 H, 24 2B, 8 HR, 46 RBI, 51 R)
1st-Half Cy Young
SP Cole Hamels
(16 GS, 3-5, 2.93 ERA, 1.21 WHIP, 106 K, 107.1 IP)
1st-Half Top Rookie
RP Mario Hollands
(34 G, 1-1, 3 HLD, 3.16 ERA, 1.28 WHIP, 7.2 K/9)
今季前半戦が終わった時点で、フィラデルフィア・フィリーズがフランチャイズとしてどういう方向にいくのか、まだわからない。6月まではある程度持ちこたえ 34-38だったが、そこから8勝15敗と大きく負け越した。これが本当に、今年勝率5割より上を目指したチームだろうか。ブルワーズ相手に4連勝し1-9の泥沼から抜け出たが、フィリーズを知っているなら、この連勝が彼らにデッドライン前の商売を辞めさせるのに十分といえる。しかしいくつかの点において、彼らのロースターは改革が必要なのは明らかで、それをやる新しいフロントが迎えられるかもしれない。もし今季売りに出すことに決めるなら、高額なベテラン選手のなかでまず初めに Jonathan Papelbon が放出されることになるだろう。また外野手の Marlon Byrd も魅力的な駒で、彼は再び好成績を上げ、2015年もかなりお安い800万ドルで契約している。同時に、2枚看板のCole Hamels とCliff Leeがトレードされる可能性もまだ消えてはいない。

25. コロラド・ロッキーズ
40-55 4-6
先発防御率5.33ERA(30th)/ブルペン防御率4.70ERA(29th)
チームOPS.783(1th)-(.281 .331 .451)
1st-Half Silver Slugger
SS Troy Tulowitzki
(.345 BA, 1.048 OPS, 107 H, 18 2B, 21 HR, 52 RBI, 71 R)
1st-Half Cy Young
RP LaTroy Hawkins
(35 G, 2-2, 17/18 SV, 2.45 ERA, 1.09 WHIP, 3.8 K/9)
1st-Half Top Rookie
RP Tommy Kahnle
(35 G, 2-1, 4 HLD, 2.68 ERA, 1.07 WHIP, 7.2 K/9)
今となっては忘れるのは簡単だが、ロッキーズはシーズン開幕当初22-14 でNL西地区で首位タイに返り咲いていた。しかしそこから18勝41敗という成績。彼らのリーグ1位の打撃陣でも、完全に崩壊した投手陣を助けられなかった。チーム防御率5.07はメジャーワースト、先発防御率5.33が主な理由だ。Jordan Lyles (5-1, 3.52 ERA)のみが先発投手では唯一成功しているが、その彼も6月初期にDL入りしている。ある程度計算可能なピッチングスタッフをそろえる方法を探さなければならない。また後半戦、トッププロスペクトのEddie ButlerとJon Grayの状態もメジャーで試すことになるだろう。 トレードデッドライン前に、ベテラン投手の Jorge De La Rosa とLaTroy Hawkins が優勝を狙う球団の興味を引くことになるかもしれない。

26. シカゴ・カブス
40-54 2-8
先発防御率3.99ERA(18th)/ブルペン防御率3.61ERA(14th)
チームOPS.678(27th)-(.237 .298 .380)
1st-Half Silver Slugger
1B Anthony Rizzo
(.275 BA, .879 OPS, 95 H, 15 2B, 20 HR, 49 RBI, 62 R)
1st-Half Cy Young
SP Jake Arrieta
(13 GS, 5-1, 1.95 ERA, 1.01 WHIP, 85 K, 78.1 IP)
1st-Half Top Rookie
RP Neil Ramirez
(30 G, 1-1, 3/3 SV, 9 HLD, 1.05 ERA, 0.90 WHIP, 11.9 K/9)
カブスの前半戦には波があり、最後の3シリーズで負け越したことによりその波は今悪いほうに傾いているようだ。しかしながら、チームのこれから向かうべき方向性は決まってきている。中心的な存在の若手、Starlin Castro とAnthony Rizzoは復活を果たし、またエースのJeff Samardzijaらをアスレチックスへ放出しAddison Russell、 Billy McKinney らトッププロスペクトを加えたことにより、以前から豊かだったマイナーの層がさらに厚くなった。 Nate Schierholtz、 James Russell、 Luis Valbuena、 Wesley Wright、Darwin Barney といった選手はいつトレードされてもおかしくない。ファンの後半戦の注目は新たなトッププロスペクトの台頭。Arismendy Alcantara (9-for-23, 3 2B, 1 3B, 1 HR, 5 RBI, 6 R) は最初の5試合ですでにブレイクのにおいを漂わせている。

27. アリゾナ・ダイヤモンドバックス
40-56 5-5
先発防御率4.58ERA(27th)/ブルペン防御率3.66ERA(17th)
チームOPS.695(17th)-(.254 .307 .389)
1st-Half Silver Slugger
1B Paul Goldschmidt
(.308 BA, .949 OPS, 110 H, 36 2B, 16 HR, 61 RBI, 66 R)
1st-Half Cy Young
SP Wade Miley
(20 GS, 5-6, 4.18 ERA, 1.24 WHIP, 118 K, 127.0 IP)
1st-Half Top Rookie
SS Chris Owings
(.277 BA, .771 OPS, 66 H, 15 2B, 6 HR, 21 RBI, 26 R)
8-22というスタートでシーズン開幕を迎えてからは、32-34とおおよそ5割をうろつく戦いができてはいる。とはいえ彼らはいまだにNL西地区で最下位で、首位との13.5G差は厳しい状況だ。個人のレベルではPaul Goldschmidt が数少ない明るい話題で、今年のNLのMVP候補になる成績だ。彼と昨年3月に結んだ5年3200万ドルの契約延長は、ブレーブスのFreddie Freeman が8年1億3500万ドルの契約を結んだことを考慮にいれるとすこぶる良い契約だろう。Brandon McCarthyはすでにヤンキースにトレードされ、ほかのトレード候補もデッドライン前に動かされる可能性は高い。最も魅力的な駒はMartin Prado。 Brad Ziegler と Aaron Hill も新天地を見つけることになるかも。

28. サンディエゴ・パドレス
41-54 3-7
先発防御率3.50ERA(7th)/ブルペン防御率2.56ERA(2nd)
チームOPS.607(30th)-(.214 .273 .334)
1st-Half Silver Slugger
LF Seth Smith
(.283 BA, .895 OPS, 20 2B, 10 HR, 27 RBI, 37 R)
1st-Half Cy Young
RP Huston Street
(33 G, 1-0, 24/25 SV, 1.09 ERA, 0.76 WHIP, 9.3 K/9)
1st-Half Top Rookie
SP Jesse Hahn
(7 GS, 5-2, 2.21 ERA, 1.06 WHIP, 47 K, 40.2 IP)
今年NL西地区のダークホースに取り上げられていたが、その代わり彼らは下位の2チームと3つ巴の戦いを繰り広げている。低調なチーム打率 (.214) と得点数(279, 2.94 RPG)は、メジャー4位のチーム防御率(3.18)を引き立たせることが全くできていない。 Huston Street、 Joaquin Benoit、 Ian Kennedy、Chase Headley、 Carlos Quentin、Chris Denorfiaは今後数週間にほかのチームに移籍することになる選手として名前が挙がるだろう。

29.ヒューストン・アストロズ
40-56 4-6
先発防御率4.09ERA(22nd)/ブルペン防御率5.05ERA(30th)
チームOPS.695(17th)-(.238 .309 .386)
1st-Half Silver Slugger
2B Jose Altuve
(.335 BA, .809 OPS, 130 H, 29 2B, 2 HR, 27 RBI, 49 R, 41 SB)
1st-Half Cy Young
SP Dallas Keuchel
(17 GS, 9-5, 3.20 ERA, 1.19 WHIP, 87 K, 115.1 IP)
1st-Half Top Rookie
RF George Springer
(.233 BA, .804 OPS, 67 H, 8 2B, 19 HR, 50 RBI, 44 R)
彼らの昨今の事情も加味すれば、今年の彼らの前半戦は成功と言えるかもしれない。去年は 33-61 で前半戦を終えていたが、アストロズはそこからいくらか前進したように感じる。Jose Altuve の本格的なブレイク、George SpringerとJonathan Singletonの昇格はファンが試合を見に行く理由を与えてくれるだろう。 また先発のDallas KeuchelとCollin McHughの活躍も大きな見どころだ。そのほかの理由は皆無だとしても。アストロズが積極的にトレードを行うとは考え難い。その理由は単純に売りに出せる選手が少ないからなのだが、Tony SippとChad Quallsはいくらか他球団の関心は引くかもしれない。

30. テキサス・レンジャーズ
38-57 1-9
先発防御率5.20ERA(29th)/ブルペン防御率4.50ERA(28th)
チームOPS.704(13th)-(.260 .318 .387)
1st-Half Silver Slugger
3B Adrian Beltre
(.337 BA, .917 OPS, 104 H, 20 2B, 13 HR, 51 RBI, 51 R)
1st-Half Cy Young
SP Yu Darvish
(17 GS, 8-5, 2.97 ERA, 1.21 WHIP, 142 K, 115.1 IP)
1st-Half Top Rookie
2B Rougned Odor
(.260 BA, .687 OPS, 44 H, 5 2B, 3 HR, 18 RBI, 17 R)
ホームでアストロズとエンゼルスにスイープを喫し、悲惨な今シーズン前半を終えたレンジャーズ。現在3勝-22敗という流れの中にあり、7月は今のところ1勝しかしていない。 Prince Fielder とShin-Soo Chooを獲得して臨んだシーズン当初の期待は高く、 若手のホープであるJurickson Profar や Martin Perez も次のステージに進む準備ができたように思われた。 もし彼らの主力が健康であるなら、来期に優勝争いを狙える戦力はあるのではないだろうか。そう考えると、今シーズンのトレードデッドライン前にレンジャーズがどれだけ多くの駒を動かすかーAlex Rios, Joakim SoriaやJason Frasor(フレイザーはすでにロイヤルズへトレード)ーは興味深い。

1 個のコメント

  • 大作、興味深く読ませていただきました。
    勝っても勝ってもA’sに追いつけないので、ジリジリしていますが、この緊張感がたまらないですね。
    今日の試合も3点差を追いつき、再度2点差つけられても、逆転サヨナラと大興奮の試合でした。フリースが無死満塁で初球打ってホームゲッツーの時は思いっきり悪態をついていましたが、グリーンが最後くらいついてくれました。フリースはホッとしたでしょうね。

  • コメントを残す

    ABOUTこの記事をかいた人

    メジャーリーグLAA情報をまとめます。今年は大谷翔平、コザート、キンズラーも加入しポストシーズンへ行けるか。スポナビにて同ブログを運営していましたが閉鎖のため引っ越しました。仕事で海外出張が多いので更新頻度はまちまちですがよろしくです。好きな選手はWeaver(引退),Trout,Richards,Simmons,Calhoun