デヘスース、マーフィー、ビクトリーノと外野3選手を獲得、フリースDLで3Bにギレスピ補強。



前回のトレード予想の候補が誰も当たらず!エンゼルスはベテランの外野手を中心に補強が次々と決まりました。

○レッドソックスからシェーン・ビクトリーノ獲得。こちらはラトレッジを放出。

2013年のレッドソックスのWSチャンピオンを支えた外野手、シェーン・ビクトリーノ(+金銭)を3Aのジョシュ・ラトレッジとのトレードで獲得。エンゼルスはビクトリーノの今季の残りの年俸490万ドルのうち110万ドルを負担するようです。

ビクトリーノは34歳のスイッチヒッター。最近は怪我がちなこともあり、今年のBOSでは33試合に出場し.245/.324/.298、OPS.622という成績。フィリーズの黄金期を支えたことでも有名なベテランです。スイッチですが今季右打席の成績が.343/.439/457とはるかにいい(左打席では.186/.250/.203)ので、多くの外野手を獲得したエンゼルスでは主に対左投手に対する起用になる模様。

ラトレッジは昨年ケンドリックの後の2B候補としてロッキーズからトレードで移籍した26歳の内野手ですが、SPで調子が上がらず3Aスタート、結局LAAではメジャーに上がることなく放出されてしまいました。3Aでは今季.286/.336/.432という成績。ボストンは完全に売り手に回ってるので、ラトレッジがメジャーで起用される可能性も高くなりそうです。

エンゼルスが外野手獲得第1号として獲得したビクトリーノ。ボストンでの移籍会見ではフィリーズ時代翌年の成績を疑問視する声が多い中で、レッドソックスが信じ起用してくれたことを涙を流しながら語りました。私事ながらその情熱に思わず感動。

今日は宿敵アストロズに初戦ボコボコにされましたが、移籍後初打席のビクトリーノは右打席から意表を突くセーフティで先頭出塁、得点するなど活躍しました。主にライトを守りますが、LAAではカルフーンがいるのでやはりレフトやDHの起用でしょう。

衰えは見えるかもしれませんがまだまだ現役。その経験でもって外野の層を厚くするとともに勝利に貢献してくれることを願います。

○レイズよりデビッド・デヘスース獲得。交換要員はEduar Lopez。
レイズのデヘスースと右腕プロスペクトLopezとの一対一のトレード。
デヘスース35歳。選球眼に定評のあるこれまたベテランの左打ち外野手。今季はほとんどサウスポーと対戦せず(9打席のみ)も、右投手には.263/.331/.384。キャリアではプラトーン起用も多く、右投手には通算で.285/.362/.441。今季年俸は500万ドルで、残りは約190万ドル。また2016年の500万ドルのクラブオプションがあり、バイアウトは100万ドル。

ロペスはBA評価でエンゼルス22位の20歳の右腕プロスペクト、ドミニカ出身。今季はこれまでルーキーレベルでプレーし4・32ERA。
デヘスースといえば松井、ウィリングハムと一緒にOAKに来た2011年が懐かしいです。AL西地区のチームに来るのはは4年ぶりでしょうか。あのときは松井もデヘスースも期待ほどは活躍できず放出されましたが。

○インディアンスよりデビッド・マーフィー。LAAはEric Stamets放出。
デビッド・マーフィーは33歳の左の外野手。今季はここまでプラトーン起用ながらインディアンスのクリーンナップとして活躍しており、.296/.344/.437に5HR。今季の年俸は600万ドルで、16年は700万ドルのクラブオプション(バイアウト50万ドル)。

StametsはBAでLAA23位のショートプロスペクト、23歳。2012年の6巡目で指名された選手です。評価としては守備的内野手。「打撃さえよければメジャーを代表する選手になるだろう」というスカウトの評価がありますが皮肉にしか聞こえないのが何とも言えません。

マーフィーにはテキサス時代よくやられた記憶が。(笑)今季対左投手にあまり起用されていないとはいえ、主力で3割近く打っているマーフィーにStametsのみというのは驚き。レフトでの対右投手への起用とDH、という感じでしょうか。

○ホワイトソックスから金銭トレードでコナー・ギレスピ。

フリースが死球を受け指の骨にヒビが入り3週間のアウト。この穴を埋めるために3Bのプロスペクトカイル・クビッツァが昇格しましたが首脳陣はなぜか長く起用する気がないらしく、ホワイトソックスからギレスピを補強。

ギレスピは3Bでプレーする左バッター、28歳。去年は.286/.336/.416に7HRとブレークしましたが、今季は.237/.276/.364、守備でも12エラーと攻守ともに精彩を欠いていました。
エンゼルス移籍後はここまで12打数5安打、今日も先制タイムリー含む2安打と調子はいいようです。クビッツァにもメジャーで経験を積ませてほしかったですが、フリースが戻るまでは3Bのレギュラー・ギレスピということになりそうです。

○怒涛のトレード、ここまでの印象
ディポト前GM辞任後の、ストーンマン臨時GMの久々の仕事、ということになった今回のトレードデッドライン。

すべてのトレードに共通しているのはこちらの放出したプロスペクトのグレードが低いこと。トッププロスペクトのNewcombを初めとしたファームシステムの目玉は放出せず。
左の強打者を獲得する、というのが補強ポイントで、ブルースなど長距離打者の獲得はありませんでしたが、獲得したのはベテラン勢3人(デヘスース、マーフィー、ビクトリーノ)で、プラトーン起用を視野に入れた外野全体の層の強化。

ビクトリーノを初めに獲得した時は彼だけ?と思いましたが、外野だけをみるならトラウト、カルフーン、ビクトリーノ、デヘスース、マーフィーとかなり手堅い陣様になっていて、今回のトレードは全体的にいい感じかと。

対右なら 1番デヘスースLF、5番マーフィーDH
対左なら 1番ビクトリーノLF、7番クロンDH

みたいな感じでしょうか。

また、焦点になってくるのは現在DLのジョイスをどうするか、またウィーバーが復帰後のローテーションがどうなるかというところです。

クロンは前半戦最後から好調なのと、プホルスがDHで出場した時のための1Bとしても必要ですし、新加入の外野手組とDHでのプラトーンも実用的だと思うので残してほしいです。それと比較すると、ジョイスは打撃に関しては三振が多く、上昇の兆しが見られないことからも立場的にはもう危ないかな、と。

先発陣が過剰ですが、逆にブルペン陣は最近打たれ気味。終盤に投入するゴット、スミス、ストリートはいいとしてモリンやサラスはマイナー行きでもいいのでは。以前から噂があるようにCJが放出される可能性は完全には消えていません。

個人的にはCJを動かすのは今季オフだろと思っていましたが、好調のサンティアゴ、リチャーズ、ヒーニーの若手トリオに加えてシューメイカーまでホットになってるので、ウィーバー復帰でCJが動かされるか、シューメイカーあたりがブルペンに入るか、2択でしょうか。完全にローテ定着しちゃってるヒーニーを3Aにオプションする案はないはず。

ブルペン投手のトレード獲得の可能性もあるようです。

○そのほかニュース
・ある意味最高の朗報。左手首の張りにより欠場、MRIを受けたマイク・トラウトですが、結果は問題なし。明日から復帰の予定。
・今回のトレードでのロースターを開けるためにジェレミー・マクブライドとヴィニー・ぺスタノがDFA。
・ウィーバーが木曜日にクラスAでのリハビリ最終登板予定。5月に1・98ERAを記録した後0勝4敗、6.29ERA。復活を果たせるか。

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メジャーリーグLAA情報をまとめます。今年は大谷翔平、コザート、キンズラーも加入しポストシーズンへ行けるか。スポナビにて同ブログを運営していましたが閉鎖のため引っ越しました。仕事で海外出張が多いので更新頻度はまちまちですがよろしくです。好きな選手はWeaver(引退),Trout,Richards,Simmons,Calhoun