前半戦採点2017(1)野手部門



オールスターもかなり接戦でのAL勝利だったようですね。トラウト欠場によりエンジェルスの選手が一人も出ないこともあり残念でしたが、締まった試合で何よりです。

今回はエンジェルスの前半戦の採点です。以前の記事、LAA期待以上の選手、期待はずれの選手雑感(1)、LAA期待以上の選手、期待はずれの選手雑感(2)と少し被りますが、今回はこの前回より多くの選手の通知簿を作れればと思っています。

前半成績は45勝47敗。トラウトなしで19勝20敗という結果でした。昨年TJ手術に踏み切ったヒーニー、トロピアーノは今シーズンアウト、更に開幕先発で入っていたリチャーズ、スキャッグス、シューメイカー、抑えのベドロージャンが途中離脱で開幕ロースター25人中12人がDLするという状況でした。

先発はすぐ崩れ、不安定。規定投球回で一番ERAがいいのがJC Ramirez(4.46ERA)。打撃でも常時3番で出場しているプホルスを筆頭に凡打、残塁の多い試合がかなりあり、良かったのはスピードのある選手が盗塁を仕掛け得点圏にランナーを置いたこと(ただし返せず)。

絶体絶命の状況で去年(前半37勝52敗)の二の舞かと思いきや踏ん張ったのがリリーフ陣。塁にでたランナーのうちホームに返したのが23%のみで、これはメジャーリーグの救援で1位。シモンズを始めとする優秀な守備陣にも助けられ終盤の逃げ切りを可能にしてくれました。

これらを踏まえて、100点満点で投打のMVPとブービー賞も勝手に決定しようと思います。

◯前半戦採点2017。

<打者部門>

(MVP)
アンドレトン・シモンズ(SS) 95点

打率.290もOPS.779も自己ベスト。まさかこんなに打つとは思わなかった人。HRは9本で、年間18本ペースも2013年の17本塁打に近い。最高の守備(Baseball Reference調べ。AL2位のDefensive WAR1.8, 1位はバクストンの1.9)でこれなら野手陣では余裕でMVP。
そしてもう一つ素晴らしいのはここまでリーグトップの90試合出場ということ。怪我の多いロースターでショートのポジションを好成績で守り抜くのはポイントが高い。後半もこの勢いを維持できるか。

マイク・トラウト(OF) 85点

前半戦ケガなく出ていれば間違いなくほぼ100点満点なんだけれども、最後の39試合は親指の手術で欠場。ただそれを考慮に入れても開幕から47試合で16HR10盗塁、.337AVG/.461OBP/.742SLGの成績は他の追随を許さないほどにインパクトが強い。47試合での敬遠10回は未だに前半戦リーグトップ。後半戦1戦目より復帰予定。

マーティン・マルドナド(C) 80点

守備的捕手の触れ込みを覆しOPS.725に9HR。フレーミングがうまく盗塁阻止率は41%と高水準(MLB4位)で同じく守備的捕手カルロス・ペレスのお株を奪った。Defensive WARはAL10位の1.0。

キャメロン・メイビン(OF) 78点

シモンズの次に走攻守で貢献できている選手ということで。ただ開幕直後と前半終了間際は調子を落としたこと、一度DL入りしたことでこの点数。
途中1番に抜擢されてからのラッシュはすごかった。AL1位の25盗塁。

コール・カルフーン(OF) 70点

開幕以降ずっと打率2割をウロウロしていたけど6月(OPS.893)に固め打ちしOPS.700近くに戻してきた。シモンズにつぐ89試合出場は◎。

ユネル・エスコバー(3B)70点

開幕1番、トラウト負傷後は4番バッター。なんだかんだで打率.280くらいを残していることは評価できるが、送球がザルなのと瞬間湯沸かし器ばりの気の短さでよく退場を食らう。AL一位の14併殺。

エリック・ヤングJR(OF) 68点

トラウトの負傷に伴いマイナー契約より昇格すると、5月〜6月半ばにOPS0.900以上の大爆発。ただその後しりすぼみになり6月後半〜7月は並み以下の打者に。守備とスピードが抜群なので控えとして優秀。

クリフ・ペニントン(UT) 50点

控えのユーティリティなので、いつものペニントンという感じです。

ダニー・エスピノザ(2B)45点

もともと打率を残すタイプではないらしいが今年は打率.162の大不振。持ち味の当たれば飛ぶ特徴も影を潜め三振率35・8%。ほとんどの投手に速球3つで三振を奪えると思われているらしい。ただ守備は堅実でシモンズとの二遊間は見ていて安心できるためこれから書くブービー候補達よりかは、いくらか高評価。現在クレームで取ってきたニック・フランクリンに定位置を奪われる危機。

CJ クロン(1B)30点

トラウトとカルフーン以外では唯一の生え抜き打者なのになかなか垢抜けない。今年もメジャーとマイナーを行ったり来たりで低調な打撃成績で終わってしまいそう。ゴリ顔なのに広角に打てるというギャップはもうお腹いっぱいなので、期待してなかったのに打ち始めたというギャップを披露してほしいこの頃。

ベン・リビア(OF) 25点

400万ドルで控えになりこの成績はナイ。スピードが抜群なだけに勿体無い。

ルイス・バルブエナ(1B) 10点

打てない出れない走れないその1。昨年までのパワーも選球眼もどこかへ行ってしまったよう。当てるだけのバッティングでクリーンナップ打者の価値なし。2年契約の1年目なので余計ため息がでる内容でした。前半戦終了間際に一度150m近い飛距離を飛ばしているが、後半復調なるか。

(ブービー賞)
アルバート・プホルス(DH) 5点

打てない出れない走れないその2。そしてDHのみなので守れません。年俸2600万ドルで3番打者。これでバルブエナやリビアと大して変わらない印象なのは酷すぎる。前半で13HRは放ったが長打率は.380。ついに自慢のパワーまで陰りを見せてしまったか。本来はトラウトが初めて離脱して一番頑張らなければいけない打者が一番打てなかったのでブービー賞に選出しました。バルブエナと違いこれから年俸3000万ドル近いこともポイント低し。後半巻き返しを期待するが、もし打てないならそろそろ打順下げることも考えよう・・・

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メジャーリーグLAA情報をまとめます。今年は大谷翔平、コザート、キンズラーも加入しポストシーズンへ行けるか。スポナビにて同ブログを運営していましたが閉鎖のため引っ越しました。仕事で海外出張が多いので更新頻度はまちまちですがよろしくです。好きな選手はWeaver(引退),Trout,Richards,Simmons,Calhoun