Heaney復帰間近でプレーオフ圏内を目指すエンジェルス



ヘルナンデスを売り、あとはズルズル滑り落ちていくばかりかとも思いましたが、ポジティブな要素が増えここに来てまさかの6連勝。ライバルのKCやSEA、TBがこの間不調だったこともあり、ワイルドカード2枠目に入り、1枠目まで圏内に。

補強どころか売りに出ていた中でのカムバック、最近の状況について整理しようと思います。

◯スキャッグスがついに復帰。ヒーニーも続く。

先発陣からチャベスが抜け、スキャッグスが戻って来ました。2登板目は6.1イニングを無失点5Kの好投。怪我明けもあってか84球の省エネピッチングで余裕を持って降板しました。

ここまで先発陣の怪我に泣かされて来たエンジェルスにとって、元々開幕時に3番手クラスの評価だった彼の復帰は大きかった。タイミングもメイヤーが抜けた直後でベスト。

一方、トミージョン手術からメジャーの舞台を再び目指す開幕2番手ヒーニーもマイナーでの6登板(最終登板は7イニング1失点)を経て、来週のボルティモア戦で復帰が濃厚のようです。

リチャーズは9月の復帰を目指していますが、来週ヒーニーが戻れば

ヒーニー、スキャッグス、ブリッドウェル、ラミレス、ノラスコ

と、先発陣は改善され、ワイルドカード1枠目の奪取に追い風となるでしょう。

◯ブリッドウェルの躍進

オリオールズよりキャッシュで獲得されたブリッドウェル。スキャッグス、シューメイカー、メイヤーの相次ぐ離脱によりメジャーに昇格して以降、7勝1敗、2.88ERA。

彼が先発した11試合のうち、エンジェルスは10勝を得ています。まさに救世主と言っても過言ではないでしょう。彼の場合96マイルの速球もなければメイヤーのような三振を奪える抜群のプラスピッチがあるわけではありません。

しかし本人がマインドセットの面で成長したと語るように、試合を見ていて甘い球がほとんどない。それとランナーを背負っても崩れることが少ないのは偶然ではないと思います。

LOB86.1 %だったりGB37.2%でかなりのフライボールピッチャーだったりと不安な要素もありますが、マイナー時代から制球力が劇的に改善されていること、まだ25歳であることを考えれば、これからさらに成長していける投手です。

◯ベイリー復帰のリリーフ陣、ベテランが盛り立てる

リリーフ陣は後半戦14,54ERAとグウの音も出ないほど打ち込まれたノリスが守護神陥落も、ベイリーが戻り、何より今年1年通して安定感のあるペティット、パーカーが獅子奮迅の活躍をしています。
ペティットはここまでリリーフ陣最多の68.2イニングを投げ防御率2.36、パーカーは52.2イニングで2.39ERA、66K。

この二人の活躍がなければここまで盛り返せる土壌は築けませんでした。
投手陣が安定したことで僅差の試合を守り逃げ切る試合が増えています。
ベイリーにも期待。

◯エプラーGMの守備布陣が的中

チームではFielding Runs Above Average (ベースボールプロスペクタスの守備指標)が6でメジャートップ、フェアゾーンに飛んだ打球のうちアウトにすることができた確率を示すDefensive Efficiencyで4位の.700。オフから一貫して(エスコバー以外で)守備力の高いリビアやマルドナドを補強して来ましたが、けが人の続く中結果にも現れているようです。

特に貢献しているのは言うまでもなくアンドレルトン・シモンズ。DRS+23、UZR10.3はどちらもショートトップ(Fangrapghsより)。一方キャッチャーのマルドナドもメジャー捕手1位のDRS+10に盗塁阻止率40%で失点を大きく防いでいることがわかっています。

◯プホルス、クロン、バルブエナ。スラッガー陣の復調

開幕から打線を支えているのはトラウト、シモンズですが、最近特筆すべきはクロン。
バルブエナとの併用やオプションでのマイナー降格で出場機会に見舞われませんでしたが、
後半戦は.343AVG/.387OBP/.686SLGと大暴れ。4番が定位置になりました。(ゴリ顔だろうがフリースウィンガーだろうが関係ない!)

プホルス、バルブエナに関しては後半戦もトータル打率2割以下なのですが、運よくスウィープできたシアトルとの4連戦では試合の決め手となる打点やHRも放ち、復調傾向とみていいのではと。

◯トラウト氏、進化が異次元の領域に

Mike Trout BB/K% year-to-year (2014-17):-2014: 11.8 BB%, 26.1 K%-2015: 13.5 BB%, 23.2 K%-2016: 17.0 BB%, 20.1 K%-2017: 18.2 BB%, 18.2 K%— Taylor Blake Ward (@TaylorBlakeWard) 2017年8月14日

2014年から年を増すごとに選球眼がさらによくなり、それに呼応して三振率が低下し、今年に至ってはついに三振率と四球率が全く同じポイントに。今年のトラウトと同じかそれ以上の選球眼、三振しないバッター、はいますが4年連続で改善される選手はおそらく彼を除いてごく稀でしょう。

このツイートに対し「このペースだとトラウトは32歳頃には四球率100%になりそうだね」とファンがコメント。思わず笑ってしまいました。

このあと前後に休みを挟みナショナルズ2戦、そのあとはヒーニーの復帰予定のボルティモア戦へと入ります。ナショナルズ初戦のスキャッグス、ゴンザレスの左腕対決は注目です。

同地区ではアストロズが少し失速気味(それでも優勝は揺るぎないとは思いますが)、マリナーズはエンジェルスと同じく投手陣の故障に泣かされているようです。しかしワイルドカードはここから9月までLAA,MIN,SEA,TB,KC,NYYなどどのチームが2枠に入るかわからない状況です。エンジェルスがこれからトレードをする可能性は低いと思いますが、ヒーニー、リチャーズの復帰というポジティブなニュースを待ちつつプレーオフ進出を応援しましょう。

Go Angels!

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メジャーリーグLAA情報をまとめます。今年は大谷翔平、コザート、キンズラーも加入しポストシーズンへ行けるか。スポナビにて同ブログを運営していましたが閉鎖のため引っ越しました。仕事で海外出張が多いので更新頻度はまちまちですがよろしくです。好きな選手はWeaver(引退),Trout,Richards,Simmons,Calhoun